【英検2級に合格するための勉強法】今、必要なのは基礎力?応用力?
履歴書に書ける英語の資格として人気なのが英検2級です。
ある程度の英語力があると認められる「英検2級」は、準2級と比べるとかなり難しくなります。
そのため、準2級までは簡単に合格出来たという人も、ここからは勉強しないとなかなか合格が難しいレベルです。
そこで、ここでは英検2級に合格するための学習方法を詳しく解説します。
具体的なテキストや、英検2級のレベルなども解説するのでこれを読めば、英検2級合格のための具体的な学習方法がわかります。
英検2級のレベルは?
英検2級は「高卒レベル」で、大学入試レベルか少し上くらいです。
TOEICでいうと500~600点レベルといわれています。
履歴書にもかけるレベルで、英語をある程度勉強した人でないと合格は難しいでベルです。
付け焼刃では難しいといえるでしょう。
英検2級からは、日常生活に関することにプラスして、医療やテクノロジーに関する長文などもでてきます。
英語を使えるだけでなく、語彙力もしっかり身につける必要があります。
自分の実力の確認をしよう
英検の2級の勉強を実際に始めるまえに、まずは自分のレベルを確認しましょう。
レベルの確認には過去問題がおすすめです。
過去問題は、英検の公式サイトに掲載されています。
掲載されている問題を印刷して、時間を計って解いてみましょう。
過去問題で半分以上正解した人は、基礎力がある人です。
逆に、正答率が半分以下の場合は、基礎力が足りていないので基礎から学ぶ必要があります。
基礎がある人の勉強法
基礎力がある人は、応用力を身に付けましょう。
応用力をつけるためには、過去問をたくさん解いて問題に慣れるのがおすすめです。
過去問は、直接問題集に答えを書きこまず、ノートに書いて繰り返し解きます。
同じ問題を、最低3回は解きましょう。
まず、1回目は時間を計って解きます。
その後、間違ったところを確認してから、次からは時間を計らず問題を解きます。
3回目以降は、間違ったところだけチェックして、その問題だけ解いてもOKです。
あわせて、単語を覚えて、単語力を身に付けましょう。
英検の場合、TOEICと違って語彙力を求められる設問があるので、ある程度語彙力がないと合格は難しいので、語彙力が足りない人はその部分に取り組んでみてください。
英検用の単語帳を1冊購入して、7~8割程度覚えれば十分です。
単語帳は、使いやすい物を選べばOKですが、個人的には旺文社の「英検2級 でる順パス単」がおすすめです。
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英検のために大量に覚える時は、書いてスペルを練習しなくてもOKです。
特に英検はマーク式なので、スペルを覚える必要がありません。
単語を見て、意味がわかればそれで十分です。
1回に10個で完璧に覚えるより、100個くらいずつ1週間~10日程度繰り返し毎日確認する方法がおすすめです。
100個を毎日と聞くと、大変だと思うかもしれません。
しかし、既に知っている単語も出てきますし、日々覚えている単語が増えるので繰り返していくうちに、かける時間はどんどん短くなります。
基礎力が不足している人の勉強法
基礎力が足りない人は、英検2級の基本から勉強する必要があります。
まず基礎を身につけよう!
基礎力が足りない場合は、まず準2級レベルの単語と熟語を確認してください。
あわせて、英検2級の文法など基本を一通り学びましょう。
おすすめのテキストは、学研教育出版の「英検2級をひとつひとつわかりやすく。」です。
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英検2級レベルを、基礎からわかりやすく解説しています。
イラストもあり、文法も難しく書いていないので、準2級に比べ少しハードルが上がる2級ですが、わかりやすく挫折せずに学ぶことができます。
簡単な予想問題もついていて、実践の練習もすることができます。
この参考書が難しく感じる人は、準2級のテキストもあるのでそれから学びなおしましょう。
基礎を学んだら実践!過去問を解こう
テキストを一通り学んだら、過去問題を再度解いてみましょう。
半分程度解けた場合は、過去問を解きながら実力をつけて行きましょう。
過去問の解き方は、先ほど紹介した通りです。
2級の単語力も同じく身につけるようにしましょう。
長文力とリスニング力も必要!
長文読解やリスニングも、2級からはある程度の力が必要になります。
苦手な分野がある場合は、その部分のトレーニングを重点的に行いましょう。
リスニングは特に苦手な人が多い分野です。
ディクテーションや、聞き流しなどリスニングの学習方法がおすすめです。
詳しいリスニングのトレーニング方法は別の記事でもたくさんご紹介していますので、そちらも参考にしてください。
長文は、過去問を解いてトレーニングしてもOKですし、さらにトレーニングしたい人は長文用に参考書を1冊購入して学んでもOKです。
長文の場合は、短時間で解けるようになる必要があります。
長文を解くスピードを早くするためには、いちいち日本語の訳文を作らず英語の語順のまま読み進められるようにする必要があります。
また、必ず知らない単語が出てくるので、そこでとまってしまわず、なんとなく意味を想像しながら読み進めていけるように練習しましょう。
これらのテスト向けの長文読解のテクニックは、解説している本がたくさんあるので1冊読んで長文の読み方を知っておくとかなり効率よく解けるようになります。
まとめ
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- 英検2級の学習を始める前に、過去問でレベル確認をしましょう。
- 基礎がある人は、単語と過去問でさらに力を付けましょう。
- 基礎に不安がある場合は、テキストで2級の基礎をしっかり学びましょう。
2級になると、リスニングや長文読解力もある程度必要になります。
苦手な分野は、これを機会にじっくり時間をかけて学んでみてください。
これ以上のレベルに進むためには、どこかできちんと時間をかけて学ぶ必要があります。
英検2級は、折角英語を学ぶなら、最低限目指したいレベルです。
準2級までと違ってある程度勉強が必要ですが、合格すれば仕事にも生かすことができます。
このレベルが身につけば、日常会話もある程度話せるようになるので、あきらめずにチャレンジしてみてくださいね。